小6の息子が軽度の発達障害(注意欠陥)と言われ、今の問題点は子供自身の気持ちの切り替えができないところ。
6年生になってから、学校へ行くことも塾へ行くこともわかっているけれど何かひっかかるようで、時間通りになかなか行けず、親子でかなり葛藤してきた日々でした。
そんな状態で、過酷な6年生の中学受験勉強を乗り越えられるのか・・・?
6年生、最後の夏をどう過ごすのか、まだ始まったところではありますが、すでに色々とあったので、体験談として書いておこうと思います。
発達障害で複雑な気持ちの子供が葛藤
学校にも塾にも行こうとしていなかった6年前半
5年生後半から塾の勉強もしなくなり、塾にも行かなくなり、4月~5月は塾を休会。
(子供には退会したと言っていた)
塾を休んでいたからといって、息子は何をするわけでもなく、ダラダラと過ごす日々。
私が塾のテキストを紐で縛って片づければ、自分で紐をほどいて本棚に戻してくるけれど、何かやるわけでも、塾へ復帰したいと言うわけでもなく・・・。
朝も起きず、不登校モードに・・。
これはマズイ!親の対応も変えなくては!
ということで、親業訓練のゴードンメソッドに私が参加し、親子関係について学びました。
https://www.ouchistyle.net/2017/07/04/syoubunasihou/
塾へ復帰&学校へもなんとか行くように
実際に学校を休んだのは数日ですが、朝、時間通りに登校できたかというと、ちらほら遅刻しつつ、行くようになりました。
それまでは「行こう!」と思っていても、その時間になると行けなくなっちゃうんですね。
不登校の子は、仮病ではなく、本当にお腹が痛くなっちゃうという話を聞きますが、息子もそんな感じなのか、頭ではわかっていても、気持ちの切り替えができないと言っていました。
親業訓練のおかげで、息子が、考えていること、したいこと、しなければいけないことなどをお互いに話をしたことで、日能研の塾には5月後半に復帰。
でも、すんなり「行ってきます!」となかなかなれず、行き渋りが何度かありました。
日能研のカリテも受けなかったり、後日受験にしても受けなかったり・・・
親としては、なんで~!!
半分怒りイライラ、あきらめ、でも見守るべきか、成長段階の一部とみるか、切り離せば親として楽になるけれど、子供自身が葛藤していることもわかっている、そんなに葛藤しているなら受験をやめたら?と言っても、子供自身が受験をやめたくない、自分でも変わろうとしているから待ってという状態、やっぱり将来を考えたら乗り越えていってほしい、関わると過干渉気味になりがち・・・
私もこの先の不安と、子供の成長段階で大事な時だと思うことで、我慢と葛藤と次なる対策で頭がグルグルの日々でした。
中学受験・日能研6年生の夏期講習がスタート
親も葛藤だよ~!
息子自身も色々と考えているようで、自分が気持ちを切り替えられないことで学校や塾へすんなり行けないことはマズイと思っている、でも受験はしたい、自分なりに考えて克服しようと思っていると言っていました。
息子が考えていることを言ってくれるので、ただのわがままではなく、葛藤していることもよくわかっています。
ただ、中学受験の夏期講習となると1日8時間、日曜日とお盆休みの数日休み以外は塾という過酷な毎日が待っています。
総仕上げの段階でどこまでみんなについていけるのか・・・。
みんなについていく、いかないというよりも、そもそも塾へ行けるのか?
息子に付き合って塾へ行く行かないと揉めて家族の夏休みも振り回されるのはもうやめたい。
(2歳下の妹もいるので)
子供が望んで夏期講習に参加したいと言いつつ、子供が行かなかったら十ウン万円も払っているのに~!キィ~!となっちゃうのが現実・・・。
子供に甘い、言いなりになっているだけでは?というご意見もあるかと思いますが、一応、子供が自分で気持ちの切り替えを何とかしようと努力中なので、そこを何とか自信につなげたいところでして・・・。
子供の中で決めたこと
息子も夏期講習から何か自分の中で変えようと思っているらしく、ルールを自分から提案してきました。
塾へ遅刻・車からすぐに降りなかったらイエローカード、欠席したらレッドカード。
イエローカード3枚もしくはレッドカード1枚になったら、お母さんの車で塾の送迎はなし!自分で電車で通う。
それでも行かないようであれば塾はやめる。
という内容。
きっと1週間持たないよね・・・(-_-;)
と内緒で主人と話をしていましたが、本人が決めたことなのでやってみることに。
やっぱり想像通りに
「明日から夏期講習スタートだよ。自分で決めたルール、頑張ってね!」と何度か言って確認。
そして夏期講習初日、塾へ車で行きました。
が・・・・
車から降りないじゃない~!!!!
早速、イエローカードですよ(ハァ・・・)
結局、塾の先生が車まで迎えに来てくれて行きました。
そして次の日・・・
家から出ない・・・。
おぉ~い!欠席なんて、2日目にしてレッドカードじゃないかぁ~!
少しずつだけれど変化も見えた
というわけで、夏期講習始まってすぐに、塾へは電車で行くことになりました。
もし公立中に行かなければ、電車通学になるので、ちょうどよいきっかけかなと思います。
ちょっと交通が不便な地域に住んでいるので、今まで車の送迎メインでいましたが、後期日特も他校舎となれば電車に乗らなくてはいけないので、6年生にしてやっとデビューです。
まぁ、最寄りの駅までも遠く、自転車は帰りが遅くなってしまうので、しょうがなく最寄り駅までは車での送迎。
ここで気持ちを切り替えてすんなり車から降りるかどうか・・・
どこの場所でも、どんな行き方でも本人次第なんですけどね。
少しずつですが、息子自身のなかでも夏期講習を通して、やることの量が多く、卒業生も話をしに来てくれてなんとなく意識がかわってきたなかという気がします。
塾から帰ってくると、結構楽しかったようで、ハイテンションで先生の雑談や友達のことをべらべらおしゃべりが止まらないんです。
だったら行ってよ・・・と思うのですが・・・。
気持ちの切り替え・・・難しいですね。
「お母さん、ちょっと待って!」が多く、私としては待ったって何にも変わらないんだけど・・・今を長引かせてもしょうがないんだけど・・・時間がもったいないんだけど・・・
という気持ちがフツフツ。
発達障害で悩んでいる時は、やっぱりじっくり待ってあげた方がいいのかな~と思っていた時期もありましたが、息子の場合、待ってもそのまま寝ちゃったり、逃げモードになったりするので、付き合うばかりがいいことでもないよなぁと対応に困りものです。
世の中、時間は待ってくれない、自分が合わせるんだと言っていますが、今の問題点「気持ちの切り替え」については、しばらくまだまだ葛藤しそうです。
色々な本を読んだり、ネットで調べていますが、幼稚園などの幼少期で気持ちの切り替えができない時は、
・先の見通しを事前に行っておく
・絵やカードを使って次の行動にうながす
・切り替えるまで無理やりやめさせない
・次の行動ができるように工夫して誘導する
などが書いてあります。
しかし、大きくなるにつれて、社会のルールもあるので、約束を守らせることが大事、何度も言い聞かせる、親も譲らないということも書いてあり、病院の先生もルールを守ることはしっかり言った方がよいという話でした。
不登校は無理やりはよくないという話もあるので、私の中で混乱中です。
とりあえず、電車で通ってまた自分なりに時間を考えて行動する機会が増えたので、様子を見ようと思います。