小学生の子供たちが発売を楽しみにしつつ、笑いながらよく読んでいた学習漫画がこのタイムワープシリーズでした。
学習漫画でもあり、ギャグあり、カラーで読みやすく、1冊のお値段がちょっとお高いのですが、まぁ、資料部分も学校の宿題であった自主学習として使えたし、役立ちました。
日本の歴史漫画で笑えるものなんてあるの~?学習まんがって笑える内容じゃないよね・・・と思っていた私ですが、我が家の子供たちのバカ笑いにびっくり。
子供たちがゲラゲラ笑って読んでいる歴史漫画・・・
気になるじゃないか・・・
つい興味津々で私も読んでみました。
低学年から楽しく読める歴史漫画としておすすめ!
ほかの歴史漫画とちょっと違う視点で学べる
子供たちが読み始めると、一気読み。
途中、ゲラゲラとバカ笑いしながら楽しそう!
今までの日本の歴史漫画とは違い、現代の小学生がタイムスリップしてその時代に入り込み、大冒険を繰り広げる漫画なので、登場人物が身近に感じられる作りですね。
3年生の娘も、
面白いよ~!
聞いたことがある武田信玄もでてきたよ。
お母さんも読んでみて~!
ということで、私も「戦国時代のタイムワープ(旧:サバイバル)」を読んでみると・・・
う~ん・・・小学生ウケしそうな内容(トイレ・うん〇ネタ)で普通に漫画として確かに笑えるね。
現代の子たちがタイムスリップして戦国時代の偉人たちと出会うのですが、キャラがみんな軽いんです。
武田信玄、織田信長、豊臣秀吉・徳川家康・・・とにかく、子供たちとの絡みが完全にアニメ。
そんな中でも、それぞれの武将の人情があったり、明智光秀に織田信長がやられたり、信長が安土城・秀吉が大阪城を作ったこと、誰と誰が仲間だったなど、ざっくりですがストーリーに組み込まれています。
ページの途中に歴史サバイバルメモとして、「下剋上」「戦国時代に活躍した忍者」「戦国大名の仕事」「戦いを変えた鉄砲」のことなど、まじめな学習ページもあります。
ただ、勉強面となるとやはり情報が全然足りませんので日本の歴史を学習するのであれば、こちらがおすすめです。
主人公の子供たちが主役としてそれぞれワクワクの冒険をしながらピンチを切り抜けて進んでいくストーリーに子供たちも入り込んでいくんでしょうね。
学習指導要領で色々と変更した部分も
2020年の学習指導要領の何が対応しているのか、私も細かくはわからないのですが、数年前、教育改革が行われることによる混乱が歴史で少しありました。
「鎖国」という言葉を使わずに「幕府の対外政策」に、中学校の歴史では「聖徳太子」ではなく「厩戸王」に変わる話がでましたが、混乱を招くということで小中ともに聖徳太子の表記に統一、鎖国に関しては、「鎖国などの幕府の対外政策」ということで落ち着いたようです。
そのため、「飛鳥時代のサバイバル」でも「厩戸王(聖徳太子)」と、両方明記されていますが、「聖徳太子」がおまけのような感じになっているんですね。
「江戸時代のサバイバル」「幕末のサバイバル」でも、「鎖国」という言葉ではなく、「外国船の来航」「外国船との交流を制限」という書き方がされています。
(※我が家は「サバイバルシリーズ」を購入したため、このような表記になっていますが、タイムワープシリーズに変更になってからは、どのように書かれているかわかりません・・・。リサーチしたら記載しますね。)
教科書から「聖徳太子が消える!」と一時期話題になり、混乱を招くことから「聖徳太子」を残すことになったようですが、結局、小学校で「聖徳太子(厩戸王)」、史実を学ぶ中学で「厩戸王(聖徳太子)」と使われることもあり、教科書や学習漫画によっても表記の仕方は混在しています。
私たち親の時代と歴史が変わっていき、子供に教えてもらうことになりそうです。
入学・進級祝いにも最適!全14巻セット
歴史は堅苦しくて難しい~と思っているお子さん、これから歴史を本格的に勉強する時期になるという前に、ゆる~く読んで欲しいなと思う本です。
サバイバルシリーズが発売中止となり、すべてタイムワープシリーズとなっています。
私の感想
漫画だけでなく、ページの途中に何か所かある学習資料部分。
漫画の途中に見開き2ページずつ、写真などの資料や説明が堅苦しくない説明となっているので読みやすく、自主学習にも使えそうです。
ソフトカバーで大きめのサイズ、コマ数も大きいカットなのでさらっと子供たちは読んでしまい、「えっ?もう読んじゃったの?」となりますが、リビングに置いていると、繰り返し手に取って読んでいます。
まだ歴史の勉強をしていない妹(小3)は、全体の流れというよりも、「聞いたことがある~!」「知ってる~!」と、興味ある人物や出来事など、話をしてきます。
低学年からでも歴史の入り口として抵抗なく入りやすい漫画なので、ぜひおすすめです。
タイムワープシリーズ「テーマ編」
もうちょっとテーマを絞ったテーマ編もあります。
ちょっと違う角度から歴史を見る感じでしょうか。
教科書にそって、しっかりお勉強という学習漫画ではありませんが、これはこれで面白く歴史の雰囲気を知ることができて、子供ウケはよさそうですね。
漫画の合間にある「なるほどメモ」は、写真入りで解説が読みやすいので、私はお気に入り。
各巻、2ページずつ10のなるほどメモで、漫画の間にあると、ふと目に入って読んじゃいます。
あえて資料集として1冊の本になっていると読まなくても、漫画に連動して興味を持ちやすいですよね。
(お子様にもよると思います・・・我が家は兄は読むけど、妹は所々だけ。)
調べ学習にも使えるので、手裏剣の形など宿題でも利用しています。
ベースはタイムワープの通史編と同じ感じなのですが、 江戸時代の文化に焦点をあててみたり、忍者の世界だったり、また楽しく歴史を知るきっかけになりますね。
歴史探偵Kのタイムワープ!歴史ミステリーが登場
子供たちが大きくなってしまったので、タイムワープシリーズから遠ざかっていたのですが、ふと本屋さんで気になったシリーズを発見!
タイムワープで歴史探偵Kシリーズが発売されていました。
普段はスポーツ大好き少年、裏の顔は「歴史探偵K」が時空をこえて事件を解決するというストーリー。
歴史は謎が多いですからね。ワクワク感があります。
邪馬台国の金印だけでなく、金と銀をテーマに、平安時代の東北「黄金の独立国」、戦国時代の中国地方「石見銀山」の話題まで幅広く学べます。
歴史と地理で広い視点で関連付けてくれるのは親として嬉しい!
歴史人物バトルシリーズで世界の偉人と対決
タイムワープシリーズが次々に面白い企画を登場させています!
歴史人物に焦点を当てるのは、日本の有名人だけでなく、世界の偉人たちも!!
例えば、「坂本龍馬vsエジソン(アメリカ編)」では、アメリカの偉人エジソン、リンカーン、ワシントン3人と、日本の有名人である伊藤博文、西郷隆盛、坂本龍馬が主人公たちが絡み、人物たちの業績も知ることができるストーリー。
これまた面白そう!
私が読んでみたいかも。
深く掘り下げた話ではなくても、歴史上の人物も子供たちにとってキャラとしてとらえるだけで、身近に感じますし、歴史へのハードルも下がりますよね。
こういう学び方もありだと思います!というか、
私が子供の時にこういうのがあったらよかったのになぁ・・・
と思うくらい。
でも、やっぱりお値段がちょっと高いんですよね
低学年から読める日本の歴史まんが
他にも、小学校低学年から読める歴史漫画の紹介しちゃいますね。
小学館のロングセラーでもある学習漫画「少年少女 日本の歴史」の弟分として、はじめてシリーズがあります。
1冊が薄く、最後まで読み切れるので、いきなり日本の歴史漫画をがっつり読む前に、こちらから始めると抵抗が減るかもしれません。
科学漫画のサバイバルシリーズは小学生に大人気!
タイムワープシリーズと同じ朝日新聞出版で大ヒットしている科学漫画に、「科学漫画サバイバル」シリーズがあり、こちらも子供たちに大人気!
図書室に置いている小学校もあるようで、姪っ子は「いつも借りられていて読めないの~」と言っていました。
我が家の子供たちもハマっている学習漫画で、科学、自然、人体、宇宙、災害、生物など幅広く興味あるテーマがずらり。
どんどん増え続けました(笑)
理科嫌いでも、理科大好きでも、身近な話題が多いので、子供も興味が持ちやすいのかなと思います。
どんな勉強方法でも、子供の身になるなら活用したいですね。