IQ知能検査を受けて子供の発達障害・生活行動の問題点がわかった!

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IQテストを受けて発達凸凹がわかったアイキャッチ

このブログを書いて2年経ちますが、最初から我が家の息子(現在小6)の問題点を書いてきました。

いやぁ、今となっちゃ笑えるものもありますが、その時は涙(バトル)の日々だったなぁ・・・。


なんで?

怒っても何度も繰り返すのはなんで?

普通は怒られないように気を付けるものなんじゃないの?

なんで自分中心なの?

なんで塾の前に着いたのに、車から降りられないの?

なんでやる気がないからって、国語の記述が真っ白の解答なの?

なんで、朝寒いから、眠いから、行きたくないからって学校へ行かないの

なんで時間や約束が守れないの?

なんで提出物を出さないの?手紙を持って帰ってこないの?

なんでいつもお母さんが周囲の人たちに謝ってばかりなの?

わたし

子育ての仕方が悪かったのだろうか、私が鬼母なのだろうか、子供に求めすぎているのだろうか、甘やかしてきたのだろうか、普通ってなんだろう?どうすれば、息子に伝わるの?

2歳年下の妹は私の思っている普通の子育てをしている実感があるのに、息子は育てにくい・・・


書ききれないくらいの想いや悩みがありましたが、やっと息子の原因がわかり、ここ最近、一歩前進しました。

息子はADHDの不注意型という診断がでています。


今までの主な問題行動はこちら・・・


※発達障害といっても、アスペルガー、自閉症スペクトラム、ADHD、学習障害・・・様々なものがあります。子供によって個人差が大きくあり、きっちり明確に判断しにくいものが多く、複雑に絡み合った状態でいる子も多いです。我が家の場合も一つの例として読んでいただければと思います。

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目次

小学校生活と中学受験

小5の終わりから小6が大変な時期に

小学校生活で低学年は色々やらかしてきましたが、理科の勉強をしたいという息子の希望もあって、中学受験という世界で何かがかわるかも?と、色々考えました。

得意な理科をのばしてあげたいという気持ちもあり、4年生から日能研(中学受験の塾)に行き、また違う刺激や環境で生活態度に変化があればいいなということでお世話になりました。

楽しく通塾していたものの、5年生の終わり~6年生になって、新たに息子の問題行動が増加。

学校や塾へ行かない不登校、引きこもり状態に・・・。


本当に私としてもオニババァになるくらいバトルもしましたし、子供への接し方の勉強もしたり、自己嫌悪で泣いたり、もちろん中学受験をやめようと思ったことも何度もありました。


それでも、

息子

中学受験はやめない!

と言い張っていた息子。


なんとか少しでも原因が解決できれば・・・という思いから、視機能検査も受けました。

コンサータとインチュニブを飲み始める

以前お世話になったことがある脳神経の専門医の所へ行き、ADHDの不注意型が強いという診断で、提出物、物の管理が苦手ということがわかりました。

ずっと引っかかっていた「気持ちの切り替えができない」ということが日常生活で苦労していた部分だったので、コンサータとインチュニブを飲むようになりました。


6年生の夏前です。


行動面がだいぶ改善されつつも波があり、小6の秋にはまた低下。

わたし

中学受験が近づいてきているのに・・・
勉強どころか、生活面での問題をどうにかしなきゃ。


そこで、病院の先生から、IQテスト(知能テスト)を受けてみようというお話がありました。

わたし

クイズ番組でよくIQの数値を聞いたことがあったけど、
本格的な検査があるの?

と思っていましたが、実はIQ検査で得意、不得意の凸凹がわかるかもしれないそうなんです。


発達障害を調べていると、よく凸凹(でこぼこ)という言葉がでてきたことがあるので、息子も検査した方がいいのかもしれない・・・と納得。

IQテスト(知能検査)を受けた結果

WISC-Ⅳ(ウィスク・フォー)を受けてきた

検査は専門の先生と1対1で会話をしたり、問題を解いて2時間くらいかかるそうです。


息子が受けたテストは「WISC-Ⅳ(ウィスク・フォー)」というものです。

5歳~16歳の子どもを対象にした、世界でも広く利用されている代表的な児童用知能検査で、簡単に言うと、

  • 言語理解(VCI)
  • 知覚推理(PRI)
  • ワーキングメモリー(WMI)
  • 処理速度(PSI)
  • 合成得点(全検査IQ、指標得点)

で数値をみます。


それぞれの項目の中にも、語の推理、知識、理解、行列推理、絵の概念、言語整列、記号探しなど細かい検査方法があるんです。


検査を受けた息子の話を聞いていると、

わたし

えっ?それは大人でも難しいね~、
頭がぐるぐるしそうな問題ばかりなんだ・・・


というような文字の並び替えだったり、時間制限があったり、頭フル回転だったことがわかりました。

IQ検査の結果

知能検査の数値について

1か月後、検査結果を聞きに病院へ行きました。

数値の表、グラフ、専門医の方の所見(得意な所、苦手な所、総合判断、望ましい活動、援助)の文章が記載されています。

1つ1つ病院の先生が丁寧に説明してくれました。

一般的に多くいるという数値は100前後でその幅はネットで調べても多少の誤差があるようです。

(90~109が平均、100のプラスマイナス15くらいが平均など)


数値で知的障害、凸凹具合で発達障害など、見えてくるものがあるんですね。

本当に凸凹だった

細かい数値は控えますが、息子の場合、100を大きく超えて、知能指数は高いとのこと。

ただ、細かく見てみると・・・

  • 近く推理、ワーキングメモリーの算数的項目がずば抜けて高い
  • 言語理解はやや高め
  • 処理速度は一般的な平均値


一番高い数値と低い数値の差が40以上もあったんです。

完全に凸凹ということがここで判明!

この開きこそ、息子が苦しんでいた原因だということがわかりました。

IQの数値が高いからいいじゃな~い!ということではなく、息子の中で

3項目の数値が高く、処理速度というものが低い

というところで、もがいていたんですね。

行動の切り替えができない、集中したらやめられない、気持ちの切り替えができない

まさに、この数値の開きが大きいことが原因だったそうです。

先生たちの見解

診断結果の記載には、

「知的な高さに対して処理速度は年齢相応の状態にあることによる不便さを周囲が理解することが望ましい。中学校選びは知的な探求心に応えることができ、早さよりもじっくり考えることを重んずる校風が望ましい。」「視覚情報を素早く処理することが苦手」

というようなことが書いてありました。

なるほど・・・。
良いところも、問題が多かったことも、息子の頭の中が分かった気がする。


そして、病院の先生も

「算数、理科が本当に好きなことがこの数値からもわかるので、伸ばしてあげてほしいですね。

ただ、今までなかなか行動ができなかった原因はこういう結果だからということを踏まえて、今後の改善のためにもお子さんにお話ししてあげてください。」

ということでした。

息子が変わるひとつのきっかけ

周囲の理解

息子の中でも自分の中で何が起こっていたか、なんだかモヤモヤするといっていた時期、

息子

自分は中学受験したいし、学校や塾にも行かなきゃいけないこともわかっている。でもなぜか行動ができない、気持ちの切り替えができない。

ということに悩んでいました。


親としても、本当に最初にあった「なんで??」ばかりで理解不能の日々でどうしてよいかわからず、本当に悩んで苦しくて、言ってもわかってもらえなくてつらかったです。


そこで、この結果を息子に見せて話をしたところ、なんだかすっきりしたようで、

息子

あぁ、自分は処理速度が遅いんだね、
お母さんはもっとおそいじゃ~ん

と、原因がわかって息子が変わるひとつのきっかけになったかな・・・と今ふりかえってみて思います。


息子の行動に周囲が理解できない部分もある中で、ずっと見守ってきてくれた学校の先生にもお話しました。

今後も息子の提出物をなかなかださないとか、時間を守れないとか、対応の仕方が学校側もわかりやすくなるので、注意の仕方も工夫してくださるそうです。

ただ、これに甘んじて何でも「僕はこうだから」ということではなく、これを踏まえて「やっぱりやるべきことはやる!」という方向で話をしています。

ずっと自分を責めてきた私

IQテストは無意味だとか、数値が高いから天才児とか、低いからできないとか、そういう使い方ではなく、子供の得意、不得意を知ること、凸凹具合を知ることでそれぞれの子供たちが何で苦しんでいるんだろう?親が色々な対応をしても無理~という時には1つの方法として見えてくるものがあります。

私だって、こういうことがなければ、きっと自分を責めていたと思います。

自分だけではなく、息子にも責めた言葉を言い続けていたと思います。

毎晩、旦那さんとも話し合いました。


本当に6年生はバトルの日々で、お互いに取っ組み合いにもなりましたし、中学受験をあきらめたこともありました。

成長の過程、中学受験の本番が近くなってきたこと、薬の効き目など、色々な要素が織り交ざった中で、息子自身にも変化がでてきて、やっと受験にもスイッチが入ったところです。

わたし

本番1ヶ月前ですよ・・・遅っ

息子への伝え方アドバイス

知能検査結果の記載にある「望ましい援助」にズバリ!ということが書いてありました。

あんな2時間の検査中によくわかったなぁと思ったことが書かれていたんです。


それは・・・

市川君と話し合う時は、感情的にならず、方向性を示しながら論理的に淡々と話を進める方が市川君に伝わりやすい可能性がある。

と、確かにその通り(笑)!

ということはわかっているのですが、私が支離滅裂で感情的になっちゃうし、息子ほど論理的な思考にならないから、なかなか厳しいですね~。

【ひとこと】

発達障害はオープンになりつつもありますが、まだまだモヤモヤと悩んでいる方がたくさんいるのが現実です。

知能検査の数値について、色々なブログを読みましたが、自己満足?自慢?これぐらいの悩みならたいしたことない、という回答やコメントを読んだことがあります。

今回、そういうことが言いたいのではなく、その子の中での得意、不得意、凸凹が数値で見られる検査があること、もし同じように悩んでいらっしゃる方がいたら、何か解決策が見つかるかもということをお伝えしたかったものです。

ありがとうございました♪

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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